現在、Google広告でショッピングキャンペーンを配信している方の中には、「プロモーションオーバーレイ」正しくは画像[画像リンク］でプロモーションのオーバーレイが発生しています」という不承認を一部の商品アイテムで受けたことがあるのではないでしょうか。今回はGoogleのMerchant Centerでこの不承認に対応した便利な機能をご紹介します。

オーバーレイとは

そもそも、オーバーレイとは一部の商品の画像に宣伝文（ショップのロゴや行動を促すフレーズ）または邪魔になる要素（透かしなど）が入っている画像のことを指します。
ショッピング広告に掲載する商品画像には、不要な宣伝要素が含まれていない、遮るもののない画像が必須であり、商品画像はあくまでも「商品そのもの」だけが写っている画像を使用しなくてはなりません。

その要件を満たさない商品アイテムは画像を更新するまで不承認のままとなってしまうのです。

オーバーレイが発生した時の対処方法

これまで、オーバーレイが発生したときは商品フィードを修正・アップロードを行い、審査が通ると広告再開という流れでした。しかし、GoogleのMerchant Centerではこの不承認に対応した便利な機能が新しく追加されました。

Google Merchant Center　画像の自動改善ツールについて

Merchant Centerの画像自動改善ツールは、アップロードした画像を用件が満たすように自動的に修正されるものです。この機能を活用することでアカウント内のすべての画像に対して自動的に修正が適用されます。対象のプロモーションオーバーレイの削除が成功すると画像が置き換えられ、再審査にかかります。

（画像引用元：画像の自動改善について – Google Merchant Center公式ヘルプ）

このように、画像内の宣伝個所と思われる文言や枠線、ロゴなどは自動的に削除されます。

画像の自動改善の設定方法

①Merchant Centerログイン後、画面右上の[設定ボタン]を選択

②[自動改善]を選択

③[独自に設定する]にチェック

④[商品アイテムの自動更新を有効にする]をオンにする

⑤[保存]を選択

自動画像改善の注意点

とても便利な画像改善機能ですが、注意点は以下です。

①画像のプロモーション以外の箇所が削除される場合がある

②改善がされない場合がある

①画像のプロモーション以外の箇所が削除される場合がある

この画像改善機能ですが機械判断となる為、どこまで修正されるか明確にされていません。

基本的には画像上のテキストやロゴが削除され商品画像のみになるという認識で問題ないですが、

稀に画像のプロモーション以外の箇所が意図せず削除されてしまうこともあるので注意が必要です。

自動改善された画像に満足できない場合、手動修正した画像に置き換えることもできます。

②改善がされない場合がある

自動修正が成功せずプロモーションのオーバーレイが修正されないまま残る場合もあります。

画像の修正にかかる時間については明確にされていませんが、目安として1週間改善が見られなければGoogleに問い合わせ、または手動で画像修正を行いアップロードしなおすことをおススメします。

まとめ

今回はGoogle広告のショッピングキャンペーンで「画像[画像リンク]でプロモーションのオーバーレイが発生しています」が理由による不承認となってしまった場合に活用できる自動画像改善機能についてご紹介しました。今までであれば手動で画像を再度アップロードしなおす必要がありましたが、今回の機能を使うと作業工数をかけずに広告配信再開まで繋げることが出来ます。

また、こちらの画像修正はあくまでも広告上表示される商品画像の修正なので、自社サイトのほかECモールに出店している場合でもECサイトの画像はそのまま使用できるという点は大きな利点です。

今後商品画像が同様の理由で不承認となってしまった場合にはぜひこちらの機能を活用してみてください。