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【今後の数値予測ができる】Google広告のパフォーマンスプランナーをご紹介!
2019年11月29日リスティング広告
リスティング広告の運用で「予算配分に迷っている」「予算配分を変更して起こりうる影響がわからない」などお悩みの方も多いかもしれません。
リスティング広告を運用する中でシミュレーションや数値予測が必要になる場合は多々あります。そんな中、活用できるツールがパフォーマンスプランナーです。
今回はパフォーマンスプランナーのご紹介をします。
パフォーマンスプランナーとは
パフォーマンスプランナーとは、クリック数やコンバージョン数など目標値を入れると、過去のデータをもとにキャンペーンの数値予測をしてくれるGoogle広告の無料ツールです。
Google広告のヘルプによると、パフォーマンスプランナーを使い、Google広告の費用を改善するとコンバージョン数が平均43%増加すると言われています。
Google 広告ヘルプ(https://support.google.com/google-ads/answer/9338821?hl=ja)参考
パフォーマンスプランナーで出来ること
ここではパフォーマンスプランナーで出来ることを3つ挙げます。
予算を変更した際の数値の変動の予測
予算を増やした時、減少させた時にCV数やCPAにどういった影響が起こり得るのかを予測して数値で出してくれます。
目標CPAで獲得できるコンバージョン数と予算の予測
目標CPAを設定したが、現実的に達成することができるか、また広告予算に対して目標CPAは妥当な数値なのかをシミュレーションしてくれます。
複数のキャンペーンにおいての予算配分の予測
キャンペーン毎の、成果がより上がる予算配分がわかります。
パフォーマンスプランナーの利用条件
・72 時間以上運用しているキャンペーン
・過去 7 日間に 3 回以上クリックがあったキャンペーン
・過去 7 日間にコンバージョンが 1 回以上発生したキャンペーン(コンバージョン重視のキャンペーンの場合)
・検索キャンペーンであり、手動のクリック単価(CPC)入札戦略、拡張 CPC 入札戦略、または目標コンバージョン単価(CPA)入札戦略を使用しているキャンペーン
利用不可であるキャンペーン
・削除されている
・共有予算を使用している
・資格要件を満たすために設定が変更されたが、新しい設定の適用からまだ 7 日経過していない
Google 広告ヘルプ(https://support.google.com/google-ads/answer/9230124)参考
パフォーマンスプランナーの利用方法
ここではパフォーマンスプランナーの利用するための手順と方法についてご紹介します。
まずGoogleの管理画面を開きます。
1,「ツールと設定」をクリック
2,「パフォーマンスプランナー」をクリック
3,「+」をクリック
4,予測したいキャンペーンを選択(複数選択可能)。
5,「続行」をクリック
6,予測を見たい期間、指標、目標を定める
7,「プランを作成」をクリック
8,予測結果が表示される
9,「比較」をクリックする
→過去の配信データや既存の設定と予測数値の比較を見ることが可能です。
オレンジの棒グラフが任意で選択した期間の過去の実績、グレーの棒グラフは既存の設定をもとにした数値、青の棒グラフがシミュレーションしている数値を表しています。
注意点
・シミュレーションツールであるため、確実な数値が出るわけではない
→あくまで今後の数値の変動を予測するツールであるので、システムから提案される値は一定の精度はあると言えますが、成果を保証するものではありません。今後のビジネスの動向や広告運用によって変動することもあります。
パフォーマンスプランナーで提案された数値は、見込み値、参考値であることを念頭に活用していきましょう。
まとめ
パフォーマンスプランナーを使うと、キャンペーンの掲載結果を向上させるためのヒントが得られます。また、キャンペーンの設定を変更した場合に、費用と掲載結果の目標にどのように影響するかが予測できるので、あらかじめ起こり得るリスクの想定が可能です。
広告の成果の改善や、キャンペーンに変更を加えた後の影響の見立てを立てたいときには、活用してみてはいかがでしょうか。
永田 光毅