テキスト広告の広告文に付随するかたちで、別のリンク先を設定できるYahoo!スポンサードサーチのクイックリンクオプション。2019年6月頃から、説明文が追加できるようになる（拡張クイックリンク）など続々とアップデートが行われました。ですので、一度その更新情報をまとめ、改めてメリットや注意点をご紹介していきたいと思います。

アップデート情報① 「拡張クイックリンク」提供

一番大きなアップデートは、やはり2019年10月16日にアップデートされた拡張クイックリンクです。
拡張クイックリンクとは、Yahoo!スポンサードサーチに新たに追加された広告表示オプションの機能のことです。従来のクイックリンクオプションに加えて、説明文1、2を入稿できるようになったことが特徴です。

※画像：Yahoo! プロモーション広告より引用https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/751439.html

入稿規定

文字数や記号などの入稿規定は以下の表をご参照ください。
クイックリンクテキスト、説明文1・2それぞれで使える記号は1つまでですのでご注意ください。

※表：Yahoo! プロモーション広告　資料より参照https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/741396.html

設定方法

Yahoo!スポンサードサーチのキャンペーン管理画面から、以下の手順で設定できます。

・「広告表示オプション」に飛び、「クイックリンクオプション」を表示。「オプション一覧」から「オプション作成・編集」をクリック

・必要項目（リンクテキスト、説明文、最終リンク先URL等）を設定し、「作成」

・【重要】「関連付けの設定」から、作成したクイックリンクをキャンペーンまたは広告グループ、もしくはすべてのキャンペーンに関連付ける

・関連付けるキャンペーンまたは広告グループを選択し、「設定」を押したら完了！

アップデート情報②　最大表示数が増加

これまでは、一度に表示されるクイックリンクオプションの数はPCで最大4件・スマートフォンで最大2件でした。しかしこの2019年6月19日のアップデートでPC・スマートフォンともに最大6つまでに増加しました。
6つ表示されるのは検索結果ページ最上部に掲載されたときですが、もし6件すべて表示されたとすると画面の占有率がより高くなり、訴求力も増します。
※後述しますが、6つ表示される場合は見出しのみの表示で、説明文はつきません。

アップデート情報③ 表示順の最適化

クイックリンクの表示順が、クリック率の高いものから表示される仕様に変更となりました。

表示順

※画像：Yahoo! プロモーション広告　資料より引用https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/686281.html

ユーザーによりクリックされているクイックリンクが優先して表示されるので、広告の品質も高まります。ただし7つ以上クイックリンクを設定している場合は、表示されるクイックリンクに偏りが生じる可能性があるため、各クイックリンクの成果をよく確認しておく必要があります。

メリット

今回のアップデートを踏まえると、クイックリンクオプション（拡張クイックリンク）は設定しておきたい機能です。
設定のメリットとして、以下2点が挙げられます。

 （1）含められる情報量が増加、画面の占有率が上がる

説明文の追加や表示件数の増加により、目に入る情報量がさらに多くなります。そうすることで、ユーザーの目に広告文が留まりやすくなります。

（2）クリック数、クリック率のさらなる向上

含められる情報量も多くなっている&クリックされやすいものから表示されるので、ユーザーのニーズとマッチした流入の増加が見込めます。

以下のYahoo!の指標によれば、PCで最大84.7％、スマートフォンで最大67.7％のクリック率向上が見込めるとのことです！

※画像：Yahoo!プロモーション広告　資料より引用https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/release/741396.html

注意点

拡張クイックリンクを設定する際には、以下3点に注意が必要です。

（1）説明文1、2両方の設定が必要

説明文を追加するときは、説明文1と2両方を設定する必要があります。どちらか一方だけ設定することはできません。

（2）説明文は、クイックリンクの表示数が2本または4本のときに表示される

クイックリンクオプション自体の最大件数は6件ですが、6件表示の場合は説明文が表示されません。

（3）広告掲載基準によりクイックリンクが掲載されない場合あり

例えば以下のような場合が挙げられます。

・テキスト広告の見出し・説明文、もしくは他のクイックリンクテキストと内容が同一の場合
・クイックリンクテキストと他の広告表示オプションのテキスト内容が同一の場合

広告内容がほかの広告や広告表示オプションと同一のものになってしまわないよう、オプション設定の際には注意をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回、拡張クイックリンクや表示のシステムなどのアップデートがされたことで、よりクリック率などの成果改善が見込めるようになりました。
Yahoo!スポンサードサーチを運用中の方はぜひ、このクイックリンクオプション（拡張クイックリンク）の活用に乗り出してみましょう！