Google広告の最適化スコアとは
2022年2月22日お知らせ
Google広告の成果を上げる為に
Google広告の最適化スコアをご存じですか? 最適化スコアとは、アカウントの設定状況がどれだけ最適に設定されているかの参考数値です。
Google広告は、検索やディスプレイに加えて、動画やショッピング、アプリなど多様なプロモーション手法が選択可能で、多様な選択肢があります。
その為、考えるべき項目、設定すべき内容が多いということになります。
現在のアカウントの設定状況がベストなのか?どのプロモーションでどのような設定が成果に繋がるのか頭を悩ませてしまうのではないでしょうか?
そんな悩みに答えてくれるのが、Googleの最適化案として示されます。
最適化案とは
まずはGoogle広告のヘルプに記載されている公式説明を見てみましょう。
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最適化案について [最適化案] タブを使って Google 広告を最大限に活用しましょう。
このタブは、キャンペーンの改善をサポートするための専用セクションです。
どの最適化案も、キャンペーンの掲載結果を改善できるよう、お客様ごとにカスタマイズされた改善案です。
新しい関連機能を紹介するほか、入札単価、キーワード、広告を改善して予算を効率的に活用する方法を提案し、キャンペーンの全体的な掲載結果と効率の向上を支援します。
参考:Google広告 ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/answer/3448398?hl=ja
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ポイントは、『お客様ごとにカスタマイズされた改善案』というです。
つまり、アカウント毎の個別の指標がGoogleから提示されるということです。
アカウント内の情報からGoogleが推奨する成果を上げる為の施策を提案してくれます。
この最適化案については、アカウント毎に【最適化スコア】と呼ばれるより良い設定がなされているかを数値で評価がされています。
写真の左上赤枠
原則として、最適化スコアが高いほど望ましいです。
逆に最適化スコアが低いほど、改善による伸びしろも大きいといえます。
▼最適化案を活用するメリット
・アカウントの問題点に気がつける
最適化案を示して貰える事で見落としていた様な設定や成果が上がらない際の参考に出来ます。
・施策の優先順位の参考にできる
適化案は、改善インパクトが大きいと予測されるものほど上位に表示されます。
・現在の状況に合わせた改善案が得られる
アカウント毎に診断されて推奨される最適化案が出されるので現状に即した内容となります。
・時間をかけずに素早くアクションがとれる
細かな設定が分からない場合は、『すべて適応』で設定完了となります。
(内容を理解した上で押してください)
▼最適化案を活用するデメリット
最適化案は便利な機能ではありますが、利用する際には次の点にも注意しましょう。
・必ず成果が上がるわけではない
最適化案に表示された提案を適用したら、必ず成果が上がるというわけではありません。
同時期にアカウント内で行った変更やリンク先の状況、季節性の要因、競合他社の状況などによって日々変化していきます。
適用した後に、どのくらい変化があったか実際にアカウントを見て進捗を確認しましょう。
・取捨選択をする
最適化案に表示された提案であっても商材によって適切、不適切があります。
すべての提案を受け入れるのではなく、商材に合っているか、今適用させるべきことなのかを考えて、運用者が表示されている最適化案を適用するのか適用しないのかを判断することが大切です。
・適さない改善案は非表示に
アカウントに適さないと考えられる最適化案は、非表示にすることが可能です。
ただし一度非表示にした最適化案であっても、一定期間経過した後に掲載結果向上に繋がると判断された場合は、同様の最適化案が再び自動的に表示されることがあります。
・定期的に確認する
最適化スコアは”最近の最適化履歴に基づいてリアルタイムで計算されます”。
これに合わせて最適化案も都度流動的に変わっていきます。
その為、最適とされる行動も変化しますので、今の設定が最善と思わず定期的に見直しを行いましょう。
上記の様に示された最適化案が必ずしも成果に繋がるとは限りません。
運用者とは別視点でのアカウントへのアドバイスと捉えて成果に繋がりそうなものは試してみて、 チャレンジ&エラーを繰り返す事でアカウント毎の正解を見つけていって頂きたいです。
▼まとめ
最適化案はリアルタイムのデータに基づいて更新されているため、定期的に確認することでアカウントの改善に役立てることができ、効率よく運用するための手助けになります。
ただし、最適化案の機能は便利ですが、表示されたものを鵜吞みにせず、この提案は商材に合っているかどうか見極めながら上手く活用しましょう。
最適化案の中身については、別の機会に触れさせて頂きます。
大野木圭以
至らないところが多いですが、皆様と共に成長できるよう日々精進して参ります。