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リスティング広告(検索広告)と併用すべき広告運用
2021年7月13日お知らせ
リスティング広告(検索広告)は、Webマーケティングにおいて集客をするにあたり、しばしば第一の選択肢として登場する集客手法です。
集客した分だけコストがかかるという課金体系なので、コスト管理がしやすく、情報も多く出回っているのでとっつきやすいということがその理由のひとつとして挙げられるでしょう。
では、リスティング広告(検索広告)のみ利用していれば、Webマーケティングにおける集客の課題はすべて解決するのでしょうか?
実は、リスティング広告単体ではカバーできない要素というのは少なからず存在しています。
今回は、リスティング広告(検索広告)と組み合わせることで、リスティング広告(検索広告)の効果をさらに引き上げることができるその他の広告媒体についてご紹介いたします。
リスティング広告(検索広告)以外で、より広いユーザーにアプローチしよう
リスティング広告(検索広告)は、ユーザーが検索したキーワードに対して広告を表示します。
このメリットは、ユーザーが興味を示しているキーワードに対して広告を配信するので、ユーザーとのニーズと合わせやすく、クリックやコンバージョンが高く取れやすい傾向にあります。
しかし、興味を示したユーザー検索する行動に移さない限り、配信されることはありません。
“AISAS”というユーザーの購入行動を現した言葉をご存じでしょうか?
・Attention(気付き)
・Interest(興味)
・Search(検索)
・Action(購買)
・Share(共有)
上記の言葉から頭文字をとり、ユーザーが購入までに起こす行動のフローを表したものです。
それを踏まえて見たとき、リスティング広告は[Search(興味)」の段階にいるユーザーに効果的に訴求をすることができます。
しかし、「Attention(気付き)」や「Interest(興味)」の段階のユーザーに対しては、リスティング広告だけではアプローチ不足になる可能性があります。
特に認知度が低く、これから「知ってほしい!」という目的で広告を行う場合には、リスティング広告ではキーワードで検索される必要があり、本来の目的の達成が難しい傾向にあります。
そこで、リスティング広告(検索広告)が苦手としている「Attention(気付き)」や「Interest(興味)」の段階であるユーザーへのアプローチをする方法をお伝えします。
リスティング広告(検索広告)とディスプレイ広告の活用
ディスプレイ広告は、検索エンジン(Google・Yahoo等)やSNSを日頃から利用されている方は見たことのある人も多いと思います。
大企業による広告はもちろん、個人でされている方であっても、簡単に広告が掲載できますので、インターネット上の多くのサイトに掲載されている広告です。
GDN(Googleディスプレイ広告)やYDN(Yahooディスプレイ広告)を利用するメリットは、インターネット上に存在する無数にあるサイトの広告枠に載せることで、より多くのユーザーにリーチ(広告が届く人の数)することができます。
そのリーチの差はリスティング広告(検索広告)とは比になりません。ターゲットなどの絞り込みを行わなかった場合には、予算の分だけ膨大な数を掲載することができます。
その結果、リスティング広告(検索広告)ではカバーしきれないユーザーにまで配信を行い認知拡大が見込めます。
しかし、幅広いユーザーにアプローチするため潜在層といわれる、これから必要になるかもしれない無自覚なユーザーにまで届けていくため、リスティング広告と比較すると、クリック率もコンバージョン率も低めとなる傾向にあります。
ディスプレイ広告を利用していく際には、一度サイトに訪問したユーザーに対して、いかに興味を持続させるかがカギとなります。継続的に配信を続け、サイトの再訪問するように誘導し、購買に繋げる為の戦略立てはしっかり考える必要があります。
そこで、リスティング広告とのかけ合わせが効果を増大させます。
ディスプレイ広告によって多くのユーザーにアプローチをして興味関心を持ってもらえたユーザーが、その場でコンバージョンに至らなくても、商品名や社名といったいわゆるブランドキーワードで検索した際のリスティング広告(検索広告)でコンバージョンする可能性が高くなります。
このユーザーの流動的な動きをとらえ、売り上げに結び付けるよう活用してみましょう。
この他にもYoutube広告やFacebook・Instagram等のSNS広告も「Attention(気付き)」や「Interest(興味)」の段階で有効利用できる媒体です。
達成したい目標やターゲットを考え、活用してみましょう。
リスティング広告と動的検索広告を
動的検索広告とは、厳密にはリスティング広告の一種なのですが、ターゲットする上での手法がリスティング広告とは異なります。
リスティング広告は、設定したキーワードをもとに、アプローチするユーザーの絞り込みを行いますが、動的検索広告では、サイトを登録しておくとGoogleの方で自動的に関連するキーワードを入力したユーザーに対して、検索結果に広告を表示させてくれます。
この際、広告文はユーザーが入力した検索キーワードに合わせて、自動的に書き換えられます。
※具体的には広告の見出しと呼ばれる部分は自動的に決定し、説明文はGoogleが動的に作成します。
動的検索広告のメリットは、サイトを立ち上げたものの、興味があるユーザーがどんなキーワードで検索をかけるかわからないというような際に、具体的なキーワードを設定しなくても出稿ができるという点にあります。
リスティング広告では、興味があるユーザーはこんなキーワードで検索するはずだ!と自信をもってキーワード設定をしていたとしても、ユーザーの検索行動を把握しきれているとは限りません。
そんな時に、動的検索広告を出稿することによって思わぬニーズが見えてくることがあるので、違う視点でのアプローチも可能です。
見逃していたユーザーの検索行動を、動的検索広告を活用して、売り上げを伸ばしましょう