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「インプレッション」と「リーチ」の違いとは?ややこしい広告用語を分かりやすく解説!
2020年7月9日リスティング広告
WEB広告でよく聞く「インプレッション」「リーチ」という言葉。これらの用語の意味や定義をあまり分かっておらず「うまく違いを説明できない・・・。」という方いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、「インプレッション」と「リーチ」の定義と違いについて解説いたします。また、ほか混同しがちな「PV(ページビュー)」「エンゲージメント」についても補足したいと思いますので、ご参照ください。
「インプレッション」とは
インプレッションとは、広告が表示された回数を指します。
ユーザーが訪問したとあるページに、広告Aが掲載されていた場合、インプレッションは1です。また、同一ユーザーがサイトに計3回訪問し、そのすべてのページで広告Aが掲載されていたとします。この場合広告Aのインプレッション数は3回とカウントされます。
なお、FacebookやTwitterなどのSNSにおいては、広告だけでなく通常の投稿が表示された回数もインプレッションに含まれます。
「リーチ」とは
リーチとは、広告、または投稿を見たユーザーの数を表します。
とあるユーザーがサイトに3回訪問し、そのすべてのページで広告Aが掲載されていたとしても、広告Aのリーチ数は1となります。
街中にある広告を例に挙げてみます。◯◯会社のとある広告を、自分が何回見てもリーチ数は1です。しかし友人も一緒に2人で見たとしたら、その広告のリーチ数は2になります。
リーチは、通常同じユーザーを重複しないようカウントします。ただし異なるデバイスやブラウザでアクセスした場合は、別ユーザーとして計測されます。(同意義の用語として「UU(ユニークユーザー)」があります。)
「インプレッション」と「リーチ」の違い
ご紹介したように、インプレッションとリーチは似ているものの異なる指標です。インプレッションは「広告の表示回数」、リーチは「広告を見たユーザー数」です。そのため、これらの数値は必ずしも同じにはなりません。
具体例を図で解説してみます。
Xさんが、WEBページを以下のように訪問したとします。
この場合、広告Aの各数値は以下のようになります。
・インプレッション:3 (広告Aがユーザーに表示された回数は計3回)
・リーチ :1 (広告Aを見たユーザーは1人)
ではもう1つ、違うパターンで見てみましょう。
PC上で先ほどの流れのように訪問したのち、スマホの別ページでまた広告Aを目にしたとします。
この場合、広告Aの各数値は以下のようになります。
リーチは、デバイスが異なると別ユーザーとしてカウントするので、1→2に数値が増えます。
・インプレッション:4 (広告Aがユーザーに表示された回数は計4回)
・リーチ :2 (ユーザーXさんが、PCとスマホで広告Aを見た)
このようにインプレッションとリーチは異なる数値になりますので、広告の成果を評価する際は、これらが何を示している指標であるかを間違えないよう気を付けましょう。
補足:ほか混同しがちな用語
PV
PV(「ページビュー」または「ピーブイ」)は、ページを表示した総回数のことを指します。広告ではなくページの表示回数をカウントするので、ページ上に広告が掲載されていてもいなくても、1回のページ表示でPVは1カウントされます。
そのため、インプレッションやリーチと必ずしも同じ数値になるとは限りません。
エンゲージメント
エンゲージメントは、SNSにおいてよく使用される指標のひとつです。広告または投稿に対して、ユーザーが起こしたアクション数を指しています。
カウントされるアクションとしては、以下が挙げられます。
Facebook:いいね!、シェア、コメント、クリックなど
Twitter :リツイート、いいね、クリック、リプライ、フォローなど
インプレッションと異なり、エンゲージメントは、広告が表示された後のユーザーからの能動的なアクションを表す指標となっています。
まとめ
「インプレッション」「リーチ」などは意味を混同してしまいがちですが、適切に理解すれば、広告の分析や改善に生かすことが出来ます。
いずれも広告運用において重要な指標となりますので、意味の違いをしっかりおさえておきましょう!
宮田郁実
お客様の期待に応えるべく、日々精進して参ります。