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【リスティング広告にはつきもの】「無効なクリック」って何?
2019年10月11日リスティング広告
リスティング広告運用につきものの「無効なクリック」。誤操作によるものや、意図的にクリックを増やす行為等が行われたりなど、正しい成果計測の妨げとなってしまう悩ましい問題です。
しかしそもそも、「無効なクリックについてよく分かっていない・知らない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ということで今回は、「無効なクリック」についてご紹介をしていきたいと思います。
無効なクリックとは
無効なクリックとは、操作を誤った連続クリックや、不正なソフトウェアによるクリック、意図的にクリックを増やそうとするものなどを指します。
このような純粋な関心によらないクリックが発生した場合は、広告媒体のシステムが「無効なクリック」として判別をし、自動的に成果対象から除外、課金されないようにしてくれています。
各媒体においては、下記のように定義づけられています。
Google広告
・広告主様の費用や、広告を掲載するサイト運営者様の収益を意図的に増やすために手動で行われるクリック
・自動クリック ツールやロボットなどの不正なソフトウェアによるクリック
・ダブルクリック時の 2 番目のクリックなど、広告主様にとって価値のない余分なクリック
引用:Google広告ヘルプ『無効なクリック』https://support.google.com/google-ads/answer/42995?hl=ja
Yahoo!スポンサードサーチ
弊社では、ユーザーの正常なサイト訪問や購買につながらないクリック、ユーザーによる誤クリック、または悪意があると判断されるクリック等を無効クリックとみなしています。
引用:Yahoo!マーケティングソリューション『広告サービス品質向上のための取り組み』https://marketing.yahoo.co.jp/service/quality.html
確認方法
無効なクリックがどれだけ発生しているのか、Google広告、Yahoo!スポンサードサーチともに管理画面で確認することができます。
各媒体ごとの手順は下記です。
Google広告
・管理画面「すべてのキャンペーン」のキャンペーンタブを開き、「表示項目」をクリック
・「掲載結果」タブを開いて、「無効なクリック」にチェックを入れて「適用」すると、列に追加されます。
Yahoo!スポンサードサーチ
・管理画面の「キャンペーン」を開き、「表示」→「表示項目の編集」をクリック
・「無効なクリック」にチェックを入れて「適用」すると、列に追加されます。
注意点・対応方法
通常、無効なクリックは自動除外がされるため、必要以上に気にしなくても大丈夫かと思います。しかしながら、中には広告媒体の監視をすり抜ける場合もあります。
もし、「急激にクリックが増えたもののコンバージョン数が変わっていない」など、意図しない・不正なクリックが疑われる際は、Google広告の場合クリックの調査依頼が可能です。
リクエストを送れば、無駄なクリックが発生しているかどうか等を調べてくれるので、気になる場合は、調査を検討してみてもよいかもしれません。
AdSenseヘルプ『無効なクリックの連絡フォーム』→https://support.google.com/adsense/contact/invalid_clicks_contact
まとめ
「無効なクリック」がどのようなものか、理解できましたでしょうか。
通常は各媒体がシステム上で除外してくれていますし、Google広告では調査依頼もできるなどさまざまな対応策が講じられています。過敏になる必要はありませんが、リスティング広告運用において「無効なクリック」という存在があることは頭の片隅に置いておくとよいかと思います。
宮田郁実
お客様の期待に応えるべく、日々精進して参ります。