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【リスティング広告の鉄則】RLSAをご存知ですか?
2019年7月30日リスティング広告
リスティング広告を運用するうえで、成果を上げるために忘れてはいけない設定、「RLSA」
よく耳にする言葉ではあると思いますが、実はよく中身をわかっていない方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では、リスティング広告の基本である「RLSA」について改めてご説明したいと思います。
すでにご存じの方も復習の意味を込めて今一度「RLSA」について勉強してみましょう。
RLSAとは
RLSAとはRemarketing Lists for Search Adsの略称で、「リマーケティングリストを利用した検索連動型広告」のことを指します。
リマーケティングリストのユーザー、つまりは広告主が指定したサイトを訪問したユーザーが起こした検索アクションに対して、広告を表示させるものがRLSAと呼ばれます。
RLSAはその特性上、通常の検索連動型広告よりもCVR(コンバージョン率)が高くなりやすいので、広告の成果を上げるためにはほぼ必須の設定になります。
RLSAはなぜ設定すべきなのか
RLSAを設定すべき理由は大きく分けて2つ存在します。
「サイト訪問」という確かなユーザーの足跡に対してアプローチが出来るため
通常の検索広告では「ユーザーの検索語句」といった限られた情報を頼りに広告を配信します。
RLSAではそこに加え「以前にサイトを訪問したことがある」といった、すでにあなたが扱う商品やサービスに興味を示している確かな足跡に対して広告を配信することができます。
先ほどもちらっと紹介させていただいたRLSAのCVRが高くなりやすい理由はここにあります。
広告訴求やランディングページを最適化できる
1つ目の理由とも繋がりますが、サイト訪問という足跡をもとにユーザーに広告配信が出来るため、広告文やランディングページの内容を最適化することができます。
例えば、車の購入を検討しているユーザーが通常の検索広告であなたのサイトを訪れたとします。
ユーザーは1度目の訪問では購入まで至らず、あなたのサイトを離脱し、他社との比較検討期間に入ります。
そのタイミングで以前目にした時よりも、よりサービスの強みやキャンペーンが押し出されたあなたの広告文やランディングページが表示されるとどうでしょうか。
検討期間に入っている分、あなたのお店で車を購入する可能性は高くなるはずです。
こういったアプローチが可能になるのもRLSAを設定すべき理由のひとつです。
RLSAの設定方法
では実際にあなたの広告にRLSAを設定してみましょう
①リマーケティングタグの設置(Google広告、Yahooスポンサードサーチ共通)
先ほどもご説明しましたがRLSAはリマーケティングリストを利用した広告の配信方法なので、リマーケティングタグの設置が必須になります。
タグの設置方法については今回省略させていただきますが、前提としてRLSAを設定するためにはまず、タグの設置を広告ランディングページ内に行いましょう。
Googleの場合
②RLSAを設定したい広告グループを選択し、オーディエンスを開く
③リマーケティングリストの設定
※「モニタリング設定」だと指定したリマーケティングリストのユーザー以外にも配信が行われてしまうので注意が必要です。
Yahooの場合
②ツールからターゲットリスト管理を開く
③リマーケティングリストの関連付け
④RLSAを設定した広告グループで入札単価の調整、広告文の設定を行う(Google広告、Yahooスポンサードサーチ共通)
以上でRLSAの設定は完了となります。
RLSAで気をつけたいポイント
便利なRLSAですが、設定を行う上で3点ほど注意すべきポイントがありますので、今回はそちらもご紹介いたします。
リマーケティングリストのユーザーは最低でも1000件が必要
RLSAはサイトをすでに訪問したユーザーに対して広告を配信する設定なので、その対象となるユーザーが少ないと広告は配信されません。
2019年7月現在では、過去30日間に1000人以上のユーザーがサイト訪問を行っていなければRLSAの設定を行っても広告が配信されませんので注意しましょう。
ユーザーリストの保持期間は540日間
RLSAはサイトを訪問したユーザーに対し、永遠に広告を出し続けるわけではありません。
2019年7月現在ではサイトを訪問後から540日の間までのユーザーに対して広告配信を行うことができます。
病気、身体の特徴などセンシティブなカテゴリへの配信は不可
RLSAに限らずですが、広告で取り扱う内容によっては制限や配信自体が不可能なものも存在しています。
制限や配信が不可能なカテゴリ、コンテンツに関してはGoogle広告またはYahoo広告のヘルプページからご確認ください。
まとめ
今回はリスティング広告を行う上で、なくてはならないRLSAについてご紹介いたしました。
広告運用を始められたばかりの方も、そうでない方も今回の記事を読んで、改めてRLSAが設定されているか確認してみてください。
川勝 健
WEB広告運用のかけだし社員。
皆さんと共に成長していけるように頑張ります。