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【知らないと損⁉】マイクロコンバージョンって何?

2021年7月16日リスティング広告

広告運用をする時、データが少なくて判断しづらいということはありませんか?

そんな時におすすめなのが「マイクロコンバージョン」です。

今回はマイクロコンバージョンとは何か、マイクロコンバージョンを設定するメリット・デメリットについてご紹介致します。

「マイクロコンバージョン」とは

マイクロコンバージョンとは、最終的な成果に至るまでの中間地点のことです。

▼例)購入の場合

例えば、コンバージョンが購入の場合は以下の3点がマイクロコンバージョンとなります。

・TOPページへのアクセス

・商品ページへのアクセス

・カートへ商品を追加

「お問い合わせ」「資料請求」がコンバージョンの場合であれば、その直前ページ「フォーム入力」「確認画面」などが該当となります。

コンバージョンは、WEBサイトにおける最終的な成果のことを指すのに対し、マイクロコンバージョンは、コンバージョンに至るまでのポイントを中間のコンバージョンに定義したものになります。

マイクロコンバージョンを活用するメリット

どんな時にマイクロコンバージョンを設定するの?

1.コンバージョンの母数が少なく、成果を確認するための判断材料が足りないとき

低予算での運用や、商品が高値の案件の場合はユーザーが情報収集を行ったり慎重に行動するため、コンバージョンの母数が一定数集まらない場面があります。そのような場面では、情報の信頼性がなく比較が出来ないため、施策ごとに成果の良し悪しを判断することが出来ません。

そこで、本来のコンバージョン数が指標として十分に活用できなくてもマイクロコンバージョンを設定することで施策ごとの成果の判断に役立てられるデータ量が多くなります。

こちらの例の場合、ディスプレイ広告AとBでは最終的なコンバージョンだけを見ると、どちらも1件の獲得のためどちらの施策が効果的なのか比較ができません。しかし、確認画面への「到達」や入力フォームを最終的なコンバージョンの中間地点として設定することで施策ごとの成果の良し悪しの判断材料となります。

2.自動入札機能に使えるデータが不足しているとき

Google広告を運用する場面では、自動入札機能を使うケースも少なくありませんが、マイクロコンバージョンはこの自動入札の為のデータに活用できます。

通常、自動入札を行うには一定のコンバージョン数が必要となります。コンバージョン数が少なすぎると、自動入札を使いたくてもデータ不足により精度が下がってしまうのです。(※Google広告では過去30日間に50件以上のコンバージョンデータがあることが推奨されています)

低予算での運用や、商品が高値の案件では最終コンバージョン数が少なくなるので、自動入札に活用するデータを補充するイメージで「最終コンバージョン」と「マイクロコンバージョン」を合わせて計測することで自動入札の予測精度を高めることが出来ます。

3.最終コンバージョンに至るまでの動きを定量的に把握したいとき

マイクロコンバージョンを設定することで、ユーザーがコンバージョンに至るまでにどこで行動を起こしたかを定量的にデータで確認できるようになります。

仮にコンバージョンの獲得数が下がった場合に、マイクロコンバージョンの獲得効率を数値で確認することで最終コンバージョンまでのどの過程で問題が生じているのか、比較的早期に要因を把握することにも役立ちます。

こちらの例では、マイクロコンバージョンの使用により、施策実行後の最終コンバージョンが下がっている要因として、入力フォームに到達したユーザーの割合が下がっていることが分かります。

この結果から、広告をクリックしTOPページにアクセスしているが入力フォームに到達せず離脱しているユーザーが増えている事が要因として考えられます。広告文に行動を促すような文言を追加したり、ターゲットをより具体的に絞り込んだりと新たな施策の立案ができるようになります。

こうした動きの把握はマイクロコンバージョンの数値がなければなかなか難しいため、マイクロコンバージョンを使う大きなメリットといえます。

マイクロコンバージョンを設定するデメリット

マイクロコンバージョンを利用する前に知っておきたいデメリット

1.管理するべき指標が増える

マイクロコンバージョンを導入することでこれまでに管理していた指標に加えてマイクロコンバージョンが新たに増えます。「コンバージョン」の中に最終コンバージョンとマイクロコンバージョンが含まれているため、それぞれを分けてカウントしなければ、正しい広告の効果は把握できなくなります。そのためレポート作成や管理画面の確認の際、従来より手間がかかるというデメリットもあります。

2.自動入札を活用する場合は配慮が必要

コンバージョンデータを用いた自動入札を活用している場合は、どのデータを自動入札に用いるかによって管理画面での設定変更などの配慮が必要です。

マイクロコンバージョンを自動入札の為のデータとして用いるためには、Google広告やYahoo!プロモーション広告ではマイクロコンバージョンの「コンバージョン列に含める」設定を有効にする必要があるので注意しましょう。

まとめ

今回はマイクロコンバージョンについてご紹介しました。コンバージョンまでの過程に設定するマイクロコンバージョンは、自動入札機能の最適化に役立ちます。

コンバージョンが伸びない方や、ニッチな業界の広告運用を行う場合には特におすすめです。サイト内の改善や運用の最適化をして、集客や購入数の増加に活用していきましょう!

大野木圭以

至らないところが多いですが、皆様と共に成長できるよう日々精進して参ります。


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