HOMEノウハウブログ【Google広告】活用すべき「動的リマーケティング」のメリットと設定方法
【Google広告】活用すべき「動的リマーケティング」のメリットと設定方法
2021年5月14日リスティング広告
リマーケティング広告は、今の時代誰もがやっている広告になってきています。しかし、動的リマーケティングは、高い効果が見込める広告手法なのに、「設定が難しそう」「そもそも何か分からない」などの理由で、活用に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。ここでは、その動的リマーケティングのメリットと設定方法をご紹介いたします。
動的リマーケティングとは
動的リマーケティングとは、GDR(Google Dynamic Remarketing:グーグルダイナミックリマーケティング)と呼ばれる広告で、入稿する静的なディスプレイ広告の他に、ユーザーの過去の行動を基に、閲覧経験があるまたは関連性の高い商品やサービスを含む広告クリエイティブを、Googleが自動で判断・生成し配信します。
自分が過去に見た服や靴の商品の画像が、ネットサーフィン中に表示されたことはありませんか?
それが動的リマーケティング広告です。
ユーザーが過去に見た商品の画像が広告バナーとなって、広告が表示されます。
そしてそれをクリックすると、その商品ページに遷移します。
つまり、ユーザー一人一人に合わせた広告クリエイティブ・リンク先が生成され、配信されるということです。
このように、動的リマーケティング広告は、ユーザーに合った広告クリエイティブを表示し、ユーザーに合ったランディングページに流入させてくれるので、CVR・CPAの改善が期待できます。
動的リマーケティングのメリット
動的リマーケティングを導入するメリットは多くありますが、ここでは大きなメリットである3つをご紹介致します。
1. 低予算から運用可能
通常のリマーケティングと同様に、最低出稿金額はありませんので、少額から始めることができます。ですので、広告費をあまり増やせないという場合でも、取り入れやすい配信方法です。
2. ユーザー各々の興味や行動に合わせたバナーの広告を表示できる
ユーザーが過去に見た商品の画像が、広告となって配信され、クリックするとその商品ページに遷移されます。
例えば、Aさんは靴のページのみを閲覧し、BさんはTシャツのページのみを閲覧し、Cさんは鞄のページのみを閲覧し、離脱したとしましょう。
この場合、Aさんには靴、BさんにはTシャツ、Cさんには鞄の広告が表示され、Aさんは靴のページに、BさんはTシャツのページに、Cさんは鞄のページに遷移します。(以下の図参照)
このように個人が過去に閲覧した商品の画像が広告となって表示され遷移するため、通常のリマーケティング広告より確度の高い広告を配信することができます。
タグによってユーザーの行動情報の全てをキャッチできない場合は、商品が表示される代わりに企業ロゴが配信されます。
3. 配信する場所に合わせて広告サイズが自動調整され、効率良く広告枠を活用できる
動的リマーケティングは、広告サイズを商品やサービスに合わせて自動調整してくれるので、広告枠全体を効率よく活用できます。
つまり、ユーザーが利用しているサイトやサービスに合わせた広告配信が可能なので、適切な形で広告が表示されます。
▼家具350の例
設定方法
動的リマーケティングの設定方法をご紹介致します。
①キャンペーンの作成
管理画面の青色の「+」をクリックして、「新しいキャンペーン」をクリックします。
キャンペーンの目標「販売促進」とキャンペーンタイプ「ディスプレイ」を選択します。
キャンペーンのサブタイプ「標準」を選択して、「続行」をクリックします。
キャンペーン名、配信/除外地域、言語を選択します。
次に、入札戦略と予算を設定します。
※「個別クリック単価制」を選択すると、クリック単価を手動で設定できます。
「その他の設定」をクリックし「動的広告」をクリックします。そして「パーソナライズド広告向けの動的広告のフィードを使用する」にチェックを入れ、「業種」を選択します。
②広告グループの作成
広告グループ名を入力し、リマーケティングに使用するオーディエンスリストを選択します。
広告グループの入札単価を入力します。
※入札戦略「個別クリック単価制」を選択した場合のみ設定できます。
広告の作成
リンク先のURLや画像・ロゴ、広告見出し、説明文など必要項目を入力し、「キャンペーンの作成」をクリックします。
※動的リマーケティングでも、入稿した広告が表示される場合があるので、バナーとリンク先の入力が必要です。
これで、動的リマーケティング広告の設定は完了です。
まとめ
静的なリマーケティング広告ではあまり効果が出なくても、動的リマーケティング広告では効果が出たということもあります。さらに、クリック率・コンバージョン率アップが狙える機能ですので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
大野木圭以
至らないところが多いですが、皆様と共に成長できるよう日々精進して参ります。